年々猛暑が深刻化する日本の夏。
熱中症は誰にでも起こり得る「命に関わる危険な症状」です。
特に初期症状を見逃すと、重症化する可能性が高くなります。
この記事では、熱中症の初期サインを見極める方法と、
すぐにできる応急対処法、そして正しい水分補給の方法についてわかりやすく解説します。

熱中症の初期症状とは?
熱中症は、体温調節機能がうまく働かなくなることで体内に熱がこもり、体の水分や塩分が不足する状態です。
初期段階で以下のような症状が現れます。

目次
主な初期症状一覧
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症状 |
説明 |
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めまい・立ちくらみ |
脳の血流不足により起こる |
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筋肉のけいれん |
ナトリウム不足による「こむら返り」 |
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大量の汗 |
体温調節のために一気に発汗が起こる |
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体のだるさ・吐き気 |
熱疲労や軽度の脱水が原因 |
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顔のほてり・皮膚の乾燥 |
軽い熱射病の兆候かも |
初期症状が出たときの対処法

「あれ?おかしいな」と思ったら、すぐに次の行動をとってください。
① 涼しい場所に移動
- 屋内ならエアコンのある部屋へ
- 屋外なら日陰や風通しの良い場所へ避難
② 衣類をゆるめて体を冷やす
- 襟元・ベルトを緩めて熱を逃がす
- 首・脇・脚の付け根などを冷たいタオルや保冷剤で冷やす
③ 水分と塩分を同時に補給
- 経口補水液(OS-1など)がベスト
- なければ、スポーツドリンク or 水+塩あめでもOK
④ 無理をせず安静に
- 症状が軽くなってもしばらくは休憩を続ける
- 回復しない場合は医療機関へ
正しい水分補給の方法

熱中症予防の基本は「こまめな水分補給」。
しかし、間違った飲み方をすると逆効果になることもあります。
一日のルーティン効果的な水分補給のタイミング
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タイミング |
方法 |
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起床時 |
コップ1杯の水(体が脱水気味) |
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外出前 |
200ml程度の水を飲んでおく |
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外出中 |
20〜30分おきに少しずつ飲む(汗をかかなくても) |
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入浴前後 |
体温が上がるので補給が必要 |
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就寝前 |
寝汗による脱水予防に少量の水分をとる |

- 経口補水液(OS-1など)
- スポーツドリンク(ただし糖分多めなので注意)
- 麦茶(カフェインゼロでミネラル補給に◎)
- 水+塩タブレット or 梅干し
避けた方がいい飲み物

- お酒などのアルコール飲料(利尿作用で脱水を悪化)
- コーヒー・紅茶(カフェインに注意)
- 冷たすぎる飲み物(胃腸の働きを弱めることも)
「水だけ飲んでも危険」って本当?

はい、本当です。
汗と一緒にナトリウム(塩分)も失われるため、水だけを大量に摂ると「低ナトリウム血症」になるリスクがあります。
これは意識障害やけいれんを引き起こすこともある、非常に危険な状態です。
日傘を使うと5~10℃も下がる⁉

日傘を使って熱中症によるリスクを低減させましょう。
日傘を使うことで、体感温度はおよそ5〜10℃も下がると言われています。
これは、直射日光を遮ることで皮膚温度や衣服表面温度の上昇を防げるためです。
こんな人は特に注意!

- 高齢者(暑さを感じにくく、脱水に気づきにくい)
- 子ども(体温調節機能が未熟)
- 妊婦さん(体温が高くなりやすい)
- 屋外での作業・運動をする人(大量の汗による脱水リスク)
まとめ|初期症状を見逃さず、すぐ行動を!
熱中症は初期のサインをいかに早くキャッチして対処できるかが、重症化を防ぐカギです。
- 少しでも「おかしいな」と感じたら、すぐに休憩・冷却・水分補給
- 「水だけ」ではなく、「塩分・ミネラル」も忘れずに
- 正しい知識と備えで、猛暑の夏も安全・快適に過ごしましょう!